「え、」
「寝る」
(嘘……!)
この体勢で寝るの!?
いやいや自分のベッドで寝なさいよ!
「起きて」
「………」
「もう寝たの?」
「………」
返事はない。
まさかの瞬寝。
耳をすませば規則正しい寝息が聞こえてくる。
「――――あれ、寝たの?」
ひょこっと台所と思われる場所から飲み物を持ってきた那祁が首を傾ける。
「………寝た」
「へー、珍しい」
はい、と那祁はあたしの前に飲み物が入ったコップを置いた。
「起こしてよ」
「いーじゃん。そのままで」
クスクスと向かい側に座って飲み物を一口。
のんびりしている那祁をあたしは睨み付けた。
「良くない。」
「何、蒼真嫌い?」
首を傾ける那祁。


