ジキルハイド症候群




「あたしを嘲笑いにでもしにきた?」

「………」

「何よ、何か言いなさいよ!!」


ヒステリックになりながら妹は喚く。
恵里は、まっすぐ妹を見ていると徐に手を振り上げた。


―――パァン。


そのまま妹目掛けて振り下ろされた恵里の手は、妹の横っ面を叩く。


「っ」

「いい加減にしなさい……!!」


恵里に叩かれた妹は恵里を睨み、恵里は熱に浮かされながら妹を睨む。


「何よ!」

「あたしは、茉里、貴女が嫌いよ」

「……っ」

「いつも明るくて、沢山友達いて、………今まであたしと付き合ってきた人達皆茉里が好きって言ってた………」


眉を下げて恵里は泣きそうなくらいに顔を歪めた。


「あたしの周りは皆茉里………憎かった。なんで姉妹の、姉妹なのに同じ顔だったんだろう、ていつも思ってた」


でもね、