ジキルハイド症候群




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頬を伝う冷たい水をタオルで拭き、頭をガシガシと拭きながら俺は、自分の部屋に入る。


ドカッとベッドに腰を下ろし傍らに転がっている携帯を手にする。


メール一件。


誰だか分かっているから自然と頬が緩むのを感じる。


壁に寄りかかりながら、メールを開く。


「恵里………」


内容は、他愛もない話。
その他愛もない話が嬉しくて仕方ない。
メールがくるようになったのも返ってくるようになったのも最近の事だ。


(………しかし、最近あまり元気がないな……)


前に比べたら笑顔も見せてくれる。しかし、時々、痛みに堪えているように見えることがある。


それを俺に見せないように、悟られないようにしている。