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着いた場所は、蒼真の家だった。
「大きな家………」
「そうか?住んでる人間は少ないから無駄なだけだ」
バイクを置いて、蒼真は家をドアを開ける。
広くて、綺麗な家だった。
毎日の掃除が大変そう……。
「入れ」
「ん……」
「俺の部屋二階の奥」
先に行ってろと言われたので階段を上がる。
途中、よく教科書でも見る有名な画家の絵が飾られていたのだが、名前が思い出せなかった。
二階も広く、部屋も八つある。
感心しながら、あたしは一番奥の部屋に手をかける。
――中は、蒼真って感じの部屋だった。
黒を基調にしているが、インテリアも沢山あり落ち着いた部屋だった。
ぐるりと見渡せば、特に驚くようなものはないが、ギターが幾つかある。