ジキルハイド症候群




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(……学校行きたくないわ…)


鏡とにらめっこしながらあたしはため息をついた。
泣いたからか目は腫れ、あまり寝られなかったから目の下にはくっきりと隈がある。


最悪だった。


(学校行くの止めようかな………)


この顔は、酷すぎる。
学校行くまでになんとかするにしても、限界がある。


「うわっ、何その顔?」


洗面所に入ってきた茉里は、あたしを見るなりバカにしたように笑った。


(誰のせいよ……)


茉里は、棚からタオルを取り出しながら鏡越しにあたしを見る。


「その顔じゃあ、陵南さんに会えないねぇ」

「……ほっといて」

「あたしが変わりしてあげようか?」


ケラケラ笑いながら茉里はいなくなる。