ジキルハイド症候群




【あ?理由なんてない。ただ一緒にいたいだけ】

「え?」

【じゃあな、おやすみ】

「………おやすみ」


ピッと電源ボタンを押す。


明日は早めに行くのか………


(一緒にいたい……か)


枕に額を押し付けてため息を溢す。


『本当に好きなのかな?』


「…………っ」


窒息しそうな位に顔を押し付ける。
一層のことこのまま窒息死してしまえばいいのに。


心底思っても、体は窒息したくないと訴えてくる。


「………蒼真、」


ゴロリと体勢を変えて天井を見つめた。
眦から涙の粒が幾つも流れていく。


「蒼真は、違うよね?」


今までくれた言葉をあたしは信じても良いよね?


信じたいよ、蒼真。