するとその直後俺の嗚咽を かき消すかのように雨が降ってきた。 ザーーー 「俺は・・・・」 俺は・・なんなんだ。 何のためにこの世界にいるんだ。 望みがかなわない。 こんな、悲しいことはない。 「・・・・・帰ろう」 遊具から、出て、びしょびしょになりながら 歩く。ひたすら歩く。 周りの目なんて、知らない。 この雨が、俺の汚れた心を 洗い流してくれることを願って・・・―――― ―――― ――― ―― ―