「そんなこと言わないでさ~」 朱色の髪の男があたしの肩に触れてきた瞬間。 さっきまでぐっすり寝ていた秋が、 朱色の髪の男にカッターを 首筋に向けていた。 そして、 「秋歌に触るな」 「秋、止めなさい。さっきも言ったでしょ?」