「は?俺らのこと知らねぇの!?」


オレンジ色の髪の男が大きい声で言ってきた。


知ってるわけないでしょ?


あたしは・・・あたしたちは・・・


世間離れしていたのだから。


それに表の世界なんてどうでもいい。


あたしは、裏でしか生きられない。


「俺が説明していい?時雨」