あたしたちは朱色の髪の男を無視して教室を出た。 何も言わなかったわね。 何かたくらんでいるのかも。 まぁ、あたしには何も効かない。 肉体攻撃も、 精神攻撃も。 「屋上に行こうよ!秋歌!」 無邪気に笑う秋。