闇と光 〔上〕


「そうかもね」



「秋歌が好きなもの作るなんて珍しい!」



話を聞いていたらしい秋がキラキラした目で見てくる。



そんなに珍しい?



まぁそうね・・・あたしは食べ物にさえ執着がないから。



好きなもの・・・空・・・ね。