闇と光 〔上〕


「お前に答える必要はない」


秋は鋭い目で冬夜を睨む。


・・・そうね。


その通り、教える必要なんてない。


「そっか。まぁ、そのうち教えてよ」


そう言って冬夜は朱色の髪の男、裕人を連れて教室を出て行った。



神崎冬夜・・・読めない男・・・。