くだらない想像をしてしまい、おれは頭を軽く振った。 おれは一人じゃない。 隣にはゼロがいる。 守ってあげないと……。 組んでいるゼロの腕からの体温はおれを現実世界へ引き戻してくれた。 さっきの悲鳴でわかっていたことだが、他の教室でもテレビを点けていた。 違う情報番組なのに同じくコンビニの監視カメラの映像を繰り返し放送している。 おれとゼロが廊下を歩いていると、担任の先生が向かって走ってくる。