今日で二度目。 単なる偶然ではないような気がしてきた。 おれとゼロが一緒にいることでクラス内にイレギュラーが生じる可能性があることは間違いない。 しかも不特定多数の奴らが知っていることも有り得る。 そのうち、誰かを捕まえて吐かせるしかない。 面倒くさいことになったなと思いながら、落としたジャージを拾いにいくと、渡り廊下にさしかかったところでゼロが立っていた。 「これ」と言って“田中”と左胸に刺繍がしてあるジャージを手渡される。