今日はクラスメイトと触れ合う可能性がある体育の授業が控えていた。
しかし、その体育の時間は面白くもなんともなかった。
短髪で小柄ではあるが全身バネのような筋肉で固められ、タフなルックスの先生に指示されたのは春休みで錆びた体を解す柔軟体操。
きっと明日は筋肉痛になっていることだろう。
組んだ相手に一言二言話しかけられたが、「ああ」とか「そうなんだ」などの短い返事に抑え、会話の幅を広げる努力はしなかった。
自分から面白くないようにしているのはおれ自身。
体育の授業がこれほど長く感じたことはなかった。



