「腹を立てるのと人を傷つけるのはイコールじゃない」
「カッコイイこと言うのね」
馬鹿にするように倉吉は微笑む。
「いいわ。私が無理やり刺すように仕向けてあげる。死ぬ状況になれば嫌でも抵抗するわよね。逆らわないほうがいいわよ、田中君。私はフェンシングを習っているんだから」
ゼロが背中に隠していた日傘を抜き取ると、片手で構えた。
「ちょっと待って。私が犠牲になるわ。ギャルロリ、甘ロリ、白ロリ、黒ロリ、ピンクロリ、姫ロリ、クラシカル系ロリータ、パンクロリータ、デコロリ……私は全てのロリータのカリスマ的な存在として永遠に語り継がれたいの。私が刺されるわ。ねぇ、田中君、私を刺して!」
倉吉が懇願する。



