それでも彼女を救ってやりたいという感情は消せない。
感情の正体は単純明白。
その感情は形のないものだから、表現方法がいまいちわからない。
「きっと後悔するわよ……これから何処に行くつもりなの?……私なら蜜姫さんの行動を読めるわよ」
倉吉が叫んで、おれの足を止めさせようとする。
ゼロの行き先を知ってるのはおれの方だ。
紙切れには一言だけ“学校で待ってる”とだけ殴り書きがしてあった。
おれをどうしても殺したいのだろうか?
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…