「おまえは寂しいだけでおれたちとか関わりたいだけじゃないのか?」 心の黒い部分を目一杯引き出して嫌味を言ってやった。 「田中君にはガッカリね」 倉吉は肘を曲げて両手を広げ、手のひらを上にして首を振るというとてもわかりやすいポーズをする。 「おれはおまえにガッカリだ」 売り言葉に買い言葉でぶつかってしまっては建設的な話し合いなど望めない。 おれは零の手を引っ張る。 しかし、滑るようにゼロの手がすり抜けていく。 「零?」