え…? 今まで何をって… そういえば、お兄ちゃんが家を出ていった理由、ちゃんと考えたことなかった… 「……?」 考えても、今の私の頭の中は、パンパンで考えが巡らなかった。 「バイトしてたんだよ。」 「バイト…?」 「何でだと思う?」 私はチラッとお兄ちゃんを見た。 すると、すこしばつが悪そうな表情をしていた。 「……?」 するとまた、優斗がヒントを出してくれた。 「じゃぁ、バイトって何が目的でする?」