翌日。 「行ってきまーす!!」 私は元気よく家を飛び出した。 そんな私に 「いってらっしゃい!」 とお兄ちゃんが声をかけ、見送ってくれた。 久しぶりに行く学校。 正直、少し行きにくかったけど、前に進もうと思ったから… 久しぶりの学校では、みんなが心配してくれて不安は吹き飛び、淋しいと思うことがなかった。 唯一あるとしたら授業中かな。 けれど、やっぱり優斗を想うことはあった。