―放課後― 私はダッシュで校門まで行った。 が、何故か優斗に先を越されていた。 「えーーーっ!!!何で優斗の方が早いの!?」 嬉しながらもビックリし優斗に聞く。 すると優斗は 「何となく真白が走って来るような気がしたから。負けないように走って来た!」 と笑顔で言われた。 何だかその言葉が凄く嬉しかった。 「じゃぁ行こうか。」 と、手を差し出す優斗にドキッとした。