「優哉を殺したのは、お前だろ?」
真実に、触れられた。
隠していたはずの真実が、目の前で吐かれた。
じゃあ私は、この人を・・・
決断ならもうしている。覚悟も決めている。
あとはそれを行動に移す、決断力。
もう無理にでも行動に移さなきゃいけない。
でも、こんな日に――――。
「だったら何?お兄ちゃんのこと殺したのはお父さんなんだから」
自然と顔が笑う。分かってる。
頭は体以上に冷め切っている。何かが切り替わっている。
善と悪が分からない。
どれが悪で、どれが善なのか。
兄が父のことで悩み、苦しんでいたのは間違いではない。
「でも優哉を殺したのは――――」
「私。だから何だって言うの?」
あまりに簡単に吐かれた真実に、呆然とする父。
そんな父をよそに、ポケットに手を伸ばす私。
守りたいもの。守らなくちゃいけないもの。
どちらも守りたかった。ただ、それだけ。
真実に、触れられた。
隠していたはずの真実が、目の前で吐かれた。
じゃあ私は、この人を・・・
決断ならもうしている。覚悟も決めている。
あとはそれを行動に移す、決断力。
もう無理にでも行動に移さなきゃいけない。
でも、こんな日に――――。
「だったら何?お兄ちゃんのこと殺したのはお父さんなんだから」
自然と顔が笑う。分かってる。
頭は体以上に冷め切っている。何かが切り替わっている。
善と悪が分からない。
どれが悪で、どれが善なのか。
兄が父のことで悩み、苦しんでいたのは間違いではない。
「でも優哉を殺したのは――――」
「私。だから何だって言うの?」
あまりに簡単に吐かれた真実に、呆然とする父。
そんな父をよそに、ポケットに手を伸ばす私。
守りたいもの。守らなくちゃいけないもの。
どちらも守りたかった。ただ、それだけ。


