走ったら汗かいた。 「ふぅー・・・」 ぎりぎりせーふっ! 制服ぱたぱたしながら、あたしは席に着いた。 「唯ちゃん」 そしてかけられた声。 「あっ・・・真田、くん」 「大丈夫だった?」 「・・・はい?」 「さっき、蓮に腕引っ張られたでしょ?」 「あっ・・・うん」 え、何?