椎名は椿から聞いた話、自らの考えを全て如月に説明した。


説明が終わる頃には如月の顔は悲しみに満ちた顔から何かを決意した顔に変わっていた。


椎名 純一
『……………俺の話はこんなもんだ、全く…俺は何をすればいいんだが…。

如月 卯月
『椎名さん!!今すぐにでも現場を調べましょう!!この村にはまだ何かありますよ。


顔を見れば分かるが如月は今すぐにでも調べに行きたいみたいだ。

確かに今すぐ現場に戻れば現在、情報が足りない部分を補える可能性がある。


だが、それは危険である。夜間出歩くことが卯化した「蝶」の標的になりやすい。



それに如月を説得して今日は諦めてもらう手段もある。

説得に応じるかは別だが。



最後の手段は「六十院家」に電話をする。

椿にお礼と言う名目なら全く問題は無いはずだ。



『如月の案に従い、今すぐ現場に戻る』
『如月を説得して今日は止めさせる』
『椿に電話をしてみる』



…さて、どうするものか。