--ツミビト--月蝶の舞う夜に
ホラー・オカルト
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ぱピよン/著
- 作品番号
- 495132
- 最終更新
- 2010/11/30
- 総文字数
- 38,577
- ページ数
- 67ページ
- ステータス
- 未完結
- PV数
- 876
- いいね数
- 0
2010年 夏
S県のある村は古くから風習と規律に守られた静かな村だった。
名は『華魅村』
村は2010年の今でもコンビニ1つも無く、娯楽所やファミレスも無い。強いて言えば居酒屋が1つあるだけ。
珍しい特産物もない、まさに現代の化石と言える村だった。
しかし、この村には他にはない『掟』がある。
掟自体は簡単
『村の人間以外には猥らにに近寄らない。外部の食べ物や飲み物は口に入れない。』
まるで江戸時代の決まりのような規則だ。しかし、この規則を破ることは『処刑』と言われる処置を受けることなる。
勿論、警察に捕まる意味とは違う。
言葉こそ意味は同じだが『処刑』を宣告された者は
二度と、空を見ることは許されなくなる。
それが『掟』、掟を守るのが村民の役目であり、村民が掟を守ることで村が守られる。
今宵、月に蝶が羽ばたく夜は命が消え、死神は村に舞い降りる。
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