一方、「新造住宅側」の椎名は比較的に聞き込みは良好だった。
ある程度、話を聞いた椎名は聞き込みの内容を纏めながら河原を歩いていた。
今日の事件同様の事は証言から二回程あったが椎名は藤原を抱いていた。
椎名 純一
『明らかに資料の数と違い過ぎる…。
資料は10人程度、だが「新造住宅側」の村人の話は全員共通して2人だけだ。
椎名 純一
『何故…二人だけなんだ?隠すなら全員、隠せばいいのに。……………うん?
ふと、河原を見ると子供達が集まっていた。川の水面付近に流れた物を見ているようだ。
椎名 純一
『もしかしたら…!!
椎名に一つの考えが浮かび上がった。今朝、見つかった「頭部だけの死体」だ。
既に発見から4時間が経つが残りの部分は見つかっていない。
椎名 純一
『…まさか…流れたのか!?
河原に集まる子供たちに椎名は近づいた。
椎名 純一
『君達!!
子供A
『…?
椎名が呼ぶと子供たちが振り返った。
子供たちは5人、男の子4人で女の子が1人。
そして男の子の1人と女の子は着物を来ていた。
椎名 純一
『…どうかしたの?
椎名が子供たちの見る、何かを見た。

