藤原が来た道を戻り、二人は戸を閉めた。
二人はすぐに荷物を置いて交番内の物色を始めた。
如月 卯月
『あの警察官、いろいろ気になりませんか?
日誌帳をめくりながら内容を確認する。
椎名 純一
『あぁ、嘘ついた時点で分かったがなんか隠してやがる…。
机のひきだしを物色する、別ひきだしを開けようとしたが椎名は違和感を感じた。
椎名 純一
『…鍵…如月、あれ持ってるか?
すると、如月はポケットの中から針金を取り出した。
椎名 純一
『悪いが、こいつを開けてくれ。
鍵のかかっているひきだしを足で蹴る。
如月 卯月
『いくら許可があっても警察で泥棒の真似ごとは気分は良くないわね…。
と、言いつつも如月は鍵穴に針金を当てて鍵を開ける作業に取り掛かった。
ガチャガチャガチャ…
如月 卯月
『フーン〜フーン〜フフーン〜
機嫌よさそうに鍵をいじった。
椎名 純一
『じゃあ、部屋見てくるから…。
如月 卯月
『ついでに荷物もお願い。
如月の荷物を加えて奥の部屋に進んだ。

