手当てが終わったキャプテンは、自分の部屋に戻り右手を見る。
「やばー・・・小説書くための大事な右手がぁぁぁ」
今更になって痛みが襲ってくる。
痛みと言うよりも、かゆみの方が強い。
「これじゃ当分は小説書けへんな・・・。」
せっかくの休みなのにと、キャプテンが肩を下ろす。
しかし、小説以外にもまだやる事なら沢山あった。
1、漫画喫茶に入り浸る。
2、家でパソコン尽くし。
3、友達と遊ぶ。
三つに分けた選択肢の中で、キャプテンが真っ先に選んだのはやはり友。
早速部屋を飛び出して、すぐ隣のエリカの部屋のチャイムを鳴らした。
チャイムを聞いたエリカが走ってくる音が聞こえる。
「はーい」
「おお、エリカちゃん、今からあそ・・・」
遊ぶ?と聞きかけた頃、キャプテンはエリカの頭や腕の切り傷を見て仰天した。
「ぎょえーーー!!!」
「ま、待ったキリちゃん、落ち着いて・・・」
「エエエ・・・エリカちゃんそれ・・・誰にやられた!?言いや、うちが今からハサミで刺しに行くで・・・」
「ちゃうて!ガラスの散らばっとる所で転んでまったの!」


