「ふぅ・・・」 膝をつく。倒れた男の死体を見ながら、私は自分の血痕と思われるものだけを拭き取ると、すぐに赤子達が入っているカプセルがある階まで下りていった。 見てみると、どの子供にも危害は無い。それどころか、楽しそうに笑っている。 良かった・・・。 私はホッとしてから、貼り付けてあった爆弾を取って、腰のポケットに入れる。私は下に降りて、怯える患者達を見てから、誰もいない受付に、見つけやすいように爆弾を置き(もちろん、手袋をしたので私の指紋はつけていない)、こっそり裏口から出る。