「関わっちゃ・・・いけませんか?」
マシな言葉が返ってくることを期待して言ってみたが、教師はそんな思いすら脆く砕く言葉を口にする。
「ダメに決まってるでしょ。あんな化け物」
ズキンッ
『話しかけないほうがいいよー、バカも根暗も両方うつるって』
『ハハハ、言えるー♪化け物みたい』
『ま、いじめられたからなんだろーけどっ』
転校先の小学校、周りで男子たちが自分にそう言う声が蘇る。指先が指していた、灰色の服を着た背の高い少女。
教師の言葉と同時に、一瞬にして蘇ってきた。
――化け物――
なんでそんなこと平気で言えるの?
全く理解できなかった。当時の男子達も、目の前にいる教師も、エリカにとっては言っている事がおかしすぎた。


