そういえば、とケイラは中学時代に見た性格占いの本を思い出す。 『地味な色は、心に闇がある証拠』 といっても、昔のギャル用占いなので、90%の確率で信用できないのだが。 完成したベルトを見て、キャプテンは早速手首にはめる。 「おぉ、意外とよく出来とる」 「そうか?」 「うんうん、そう」 キャプテンはベルトのはめられたケイラの手首を見ると、ふと言葉を漏らす。 「似合うね、それ」 不意に言われ、ケイラはドキッとする。