確かに見てみるとカッコイイ。それでは彼女が惹かれてもおかしくないだろう。
(・・・君はそっちが好きなのか・・・)
笑い混じりになりながら、すでにキャプテンは引きずられるような体勢になっていた。
「どこに行く?」
「どこでも。うちは前半に結構食べた」
「は?食い物しか買ってねぇのか?」
「まぁね。お好み焼きとたこ焼きとイカとたい焼きと焼きそばと・・・」
「ホントに食ったな」
「お面も買ったで」
キャプテンは先ほど買ったマニアックな面を被ってみせる。
「じゃあ決めていいか?」
「好きにしやー(好きにして、と言う意味)」
「なら・・・」
ケイラは目をあちこちにやって店を探す。すると、思い出作りの店がふと目に入る。


