「はいこれ。」

ジュマに渡されたのは、部活動の予定表。
よく見てみると、どの予定も午前ギリギリまでの日程だ。

「これ・・・」
「午前中は忙しいと聞いたので、お昼前までの日程にしましたよ。」

女の子のように綺麗な顔で微笑んだ。
中学生の時は「こんな部活つまらない。」と部活をサボりがちで幽霊部員だったが、高校では小説を書ける文芸部があるため、進んで活動できる。

「では、また今度部活で合いましょう!」

文芸少年の割りに爽やかな笑顔は、大人しそうな顔を明るくした。

マンションに帰ると、キャプテンは早速夏休みの計画を立てた。
勉強の計画は立てられないのに、遊びの計画ならすぐにたつ。

 1、同人誌の即売会に行きまくる。
 2、友達とたーんと遊ぶ。
 3、パソコンで遊びまくる。   
 4、図書館や漫画喫茶に入り浸り。
 5、小説にのめり込む。

楽しみすぎて涎が零れそうになった。