【短編集】キミをみてる。~瞳で伝える恋心~



やっぱりだめだ。


あたしひとりのために、この幸せを壊すなんて・・・
しちゃいけない。



そんなこと、できない。







壊しちゃうくらいなら、

あたしが我慢すればいい。



あたしが、自分の気持ちを押し殺せばいい。








ぎゅっとこぶしに力をこめた。






つめが皮膚にささって痛いくらい、

強く、にぎりしめた。