華と月

「じゃあ、今度の部屋割はアオイと柊皇子
ハーツ皇子は一人で
私とヒメカ、レイラ、セレンは一緒の部屋よ
ちょっと狭いけど我慢してちょうだい」とアゲハの言葉に、皆は頷く。

それぞれの部屋に入ると、荷物を置いた。

「今度は、一緒の部屋だな」と柊は葵を後ろから抱きしめる。

柊の髪が、葵の頬にかかるとドキリと胸が高まる。

「アオイ…」
甘く響くその声に、葵の胸は高まるばかり。

「こっち向いて」と柊は、葵を振り向かせた。

そして、葵の顎を持ち上げ…

「ままま、待って…!」
葵は頬を染め、柊を押し退けようとするが
柊は、葵の腰をグイッと引き寄せ

「待てない」
そう言って口付けを落とした。

「ん……」

柊は、葵が息をするのを許さないかのように葵の唇の中を十分に堪能している。

葵は、柊の深い口付けに耐えなくなり、胸をぽかぽかと叩く。

すると、葵の唇から柊は離れた。

そして、キュッと葵の唇を親指で拭く。
息を整え
頬を赤らめ、潤んでいる葵の瞳をみた柊は
やり過ぎたか…と苦笑いした。