華と月

そして優しく口付けを落とす。
「落ち着いた?」と、柊が聞くと葵は、静かに頷く。

すると、ノックの音が聞こえ「失礼します」と侍女が入ってきた。

侍女の登場に、柊は葵から離れ立った。

「何の用だ」と聞くと
侍女は「朝食の用意が出来ています
ハーツ皇子や皆さんも客室で待っています
それと、これを…
アオイさんの昨日の洋服をお持ちしました」    
そう言って、侍女は柊に手渡すと床に落ちている夜着を拾った。

その夜着を見て、葵はまた頬を赤く染めた。

「解った下がれ」
そう柊が言うと、侍女は頭を下げ部屋を出て行った。