「俺は最初に出逢った時、アオイを好きになった
今もその気持ちは、変わらない…
アオイの旅の目的は、だいたいハーツ皇子から聞いている。
違う世界から来たって事も…
でも、俺はアオイを離したくない…!」

そう言って、葵をぎゅっと抱きしめた。

「アオイを離さない…」

柊から抱きしめられた葵は…
ぎゅっと柊の服を掴む。

「私も…柊さんの事好き
…でも迷ってるの
帰りたいとずっと思ってた…だけど柊さんの側にもいたいの…」と葵が言うと葵の瞳から、大粒の涙が出た。

柊は、葵の顎に手を添えて上を向かせる。

そして、葵の涙を柊の口付けで消すと
柊は、葵の唇に深い口付けをする。

何度も何度も角度を替えては、葵の唇をついばむ。
そして柊は葵の腰に手を回し、葵は柊の服をぎゅっと握るのでせいいっぱいだった。