同時刻

「んっ……」

眠っていた葵が目を覚ます。

「あれっ…私いつの間に寝たのかなぁ?」

葵は、あくびをして手足を伸ばした。

寝ていた身体を起こし、辺りを見回す。

見馴れない洋服がズラリと並び、大きな立ち鏡に化粧台が数台置いてあった。

「えっ、ここ洋服部屋?なんで…私自分の部屋にいたよね?」