華と月

ハヤトが、部屋を出た数分後…
葵は、目を覚ます。

「ん…」

自分が、ベッドに寝かされた事に気付いた葵は辺りを見渡したが、ハヤトの姿はない。

「ハヤトさん…」

キュッと、毛布を握りしめハヤトのいない部屋を寂しく思った。

葵は、立ち上がり窓を見
た。

空は、茜色から漆黒の闇に変わろうとしている。

日が落ちたと言うのに、相変わらず、外では賑やかだった。

いや、人が増え賑やかさが増していた。

「あれ……」

葵は、その人物を見つけ
急いで部屋を出た。