華と月

すーすーと寝息が聞こえる。

少し寒くなった部屋に、気付きハヤトは目を開けた。

辺りを見渡すと、窓が申し訳ない程度に開いていてそこに葵は寄りかかり眠っている。
ハヤトが近くに行くと、空は、茜色に染まり
部屋をほんのり照らしていた。

眠っている、葵の髪を指に絡め
「センティ…」と呟く。

ハヤトは、ハッとなり
指を引っ込め
葵を抱きかかえ、ベッドに寝かした後

窓を閉め
部屋を後にした。