華と月

黒い霧が、完全に膨らむ前にレイラは、エコーのマークを探した。

「きっと、あの印はまだどこかにあるはず…」

レイラは、素早く辺りを探す。

レイラが探している間…

葵は、森の奥に着いていた。

葵がいるところは、湖があり
その湖の前には、守るように2体の鳥の石像が左右に建ってあり
中央には、大きな樹があった。

葵が湖に近寄り、聖杯に水を汲もうとした時…


「金木犀を助ける者よ…」

その声が聞こえた時、レティシアは湖の前まで来た。

「ウンディーネさま!」
「レティシア、久しぶりね…ずっとあなた方の力を感じていました。
さぁ、時間がありません
聖杯に霊水を汲みなさい」

そうウンディーネから言われると、葵は聖杯に霊水を入れた。

「そして、あの者たちを助けてやって欲しい」

ウンディーネとは、違う声が聞こえた。

「エコー!」
「レティシア、今はこの者も傷を負ったのです。
そして、同じ森の精霊エルフたちの事を心配しているのです。
アオイ、どうかあの者たちを助けて欲しいのです。」

「どうか頼む」

「…出来るだけ頑張ります」

「レティシア、アオイ
全てが終わったらまたここへ」

「かしこまりました」

レティシアの背に、葵は乗った。