華と月

一方ハヤトとレイラは…

左の道に行き、エルフの里を目指す。

ハヤトは、剣を片手に持ち
レイラは、弓を構える。
程なくして
ハヤトたちは、エルフの里に入った。

「こんなところがあったのですね」

レイラが辺りを見渡しながら言うと、ハヤトは
「しっ…」とレイラの口を押さえた。

「静か過ぎる…アオイはどこだ…」

ハヤトがそう言った時…

ビュッと、何かが通った。

ハヤトは、レイラの口から手を退けると
また、ビュッと何かが通った。

ハヤトたちは、辺りを見渡すも誰もいない。

ハヤトたちは、素早く崩れている瓦礫に身を潜めた。

「レイラは、その破魔矢であそこを狙ってくれ」

「あそこですか…?」
「あぁ、さっき見渡した時あのマークが見えた。
あのマークは、エコーのマークだ」
「エコーって」
「あぁ、俺の知る限り森の精霊で、ここはエルフの里
どういう事かわかるな?」
「あぁ、なるほどそう言うことですね」

にやっと笑い、ハヤトは駆け出し
レイラは、ハヤトが走ったのと同時に弓を構える。

『そうは、させない…』

全てを見ていたかのように、エルフたちは
レイラに目掛けて、ビュッと攻撃する。

ビュッ
まずは、レイラの左太ももに

ビュッ
次は、右腕に

容赦なく、レイラの身体が切りつけられていく。
攻撃されたところが、血で滲んでいく。

レイラは、顔を歪めた。