翌日。せっかくの休みだというのに、私は朝から兄貴の車に揺られてどこかへ連れて行かれている。 衣装が乗っているからと、私は助手席に乗せられ、ヤスだけ後ろで寝ている。 「ねえ兄貴、あんた、なんであんな悪魔に妹が使われようとしてるのを止めないの?」 私は嫌味たっぷりに兄貴に尋ねてみる。 すると、兄貴は苦笑いでこう言った。 「ヤスが何を言おうと、一度決めたことを曲げない奴だって知ってるから、かな。」 兄貴が言っていることは正しい。正しいだけに、腹立たしく思う。