【完】歌姫、そんな声で鳴かないで!

ヤスは更に話を進める。



「あのライブの後、優斗が自分の妹がいるって騒いでて、それでアスカの存在を知ったんだ。…まさか、高校で同級生になるとも思わなかったけど。」



…ん?ちょっと待って。それじゃあ。



「私が花巻優斗の妹って知ってたなら、あのカラオケの日のあれって。」



「ああ、あれば演技だよ。だってもう優斗ん家に住むのは決まってたし、だいたい、あんな無防備に大声で電話しないでしょ。」



や…やっぱり。私のあの日のファーストキス消失は無駄だったってことか。