【完】歌姫、そんな声で鳴かないで!

『月野森きらら』は最後に水を飲んでいたペットボトルを客席に投げると、ロリータと髪の毛を靡かせステージから走り去った。



いなくなってすぐに、響きはじめたアンコール。



こんなにも素敵な景色を、あんたはステージ上で独り占めしてるんだね。



ステージで語ったあんたの『光』はどれも強く、あんたを照らしているよ。



もうきっと、ヤスは、『月野森きらら』は闇に囚われたりしない。



憎しみが消えなくても、ヤスは光の道を歩いて行けるんだ。