そして、繊細そうな視線が、急に鋭く、光を放つ。
「けれど………それは違うと、気づいた。」
女声だった『月野森きらら』の声が、艶っぽい低音の男声に切り替わる。
「俺は本当は、歌いながら泣いていた。愛が欲しいと、誰か愛してと、泣いていた。一人の人間に、気づかされた。」
最初は嫌なざわつきを見せていた観客達は『月野森きらら』の話に静かに耳を傾け始める。
「そいつは、真っすぐで、汚れも知らないような、綺麗な硝子細工みたいな人間。だけど、硝子細工みたいに脆くなくて、俺よりもずっと強かった。」
ねえ、ヤス、自惚れじゃないなら、それって、私のこと?
「けれど………それは違うと、気づいた。」
女声だった『月野森きらら』の声が、艶っぽい低音の男声に切り替わる。
「俺は本当は、歌いながら泣いていた。愛が欲しいと、誰か愛してと、泣いていた。一人の人間に、気づかされた。」
最初は嫌なざわつきを見せていた観客達は『月野森きらら』の話に静かに耳を傾け始める。
「そいつは、真っすぐで、汚れも知らないような、綺麗な硝子細工みたいな人間。だけど、硝子細工みたいに脆くなくて、俺よりもずっと強かった。」
ねえ、ヤス、自惚れじゃないなら、それって、私のこと?



