【完】歌姫、そんな声で鳴かないで!

何なのさ、今の恋人みたいな戯れは。



私が額を押さえて睨むと、ヤスは優しい笑みから悪魔の笑みへ変わる。



「そんな反応するならヤるよ?」



「ヤるって…!早く行っちゃえこの変態!」



糞、私のときめき返せ。



ヤスは私の反応を楽しむように髪の毛をぐしゃぐしゃと撫でると颯爽と扉の外に出て行った。



大丈夫。ヤスは闇に飲まれることなく、やっていっている。



だったら、ヤスが望むように、私も笑っていてやろう。