うちでのヤスは、相変わらずの悪魔っぷりで。



「ヤス君、食べなさい!どんどん力付けなきゃね!」



「はい。いただきます。」



両親にはにこやかだ。気味が悪い程に。



「キモ…。」



その笑顔に思わずボソッと呟くと、悪魔はそのキモい笑顔のまま、私の足の甲を踏み潰す。



「………っ!」



「あらどうしたの飛鳥?」



ヤスの表情があまりにも変わらないものだから母はテーブルの下の状況に気づくこともない。



言ったって信じないな。うん。