ある昼休の会話Ⅲ


そうであってほしいって

だから童話の話しでしょ!?


「じゃああたしは・・白雪姫~!」


って橘さんまで!!


「橘さん趣味悪い..ここは話に出てこなかった眠れる森の美女でしょう」


眠れるの森の美女?



「えーずるい!じゃああたしは親指姫!」

「あれは妖精の世界だからだめ」





「あのさ・・何でみんなそこまで真剣に話すのよ・・」


呆れながら質問をするあたしに

三人は振り返って同じ事を口にした。



「「「だってやっぱり一番の王子様と結婚したいじゃない!?」」」



だから..現実にはいない人達を

どうしてそう真剣に話せるのかなぁ?



まぁいいや


好きにしてください。




呆れたあたしをよそに

三人の王子様番付は昼休みが終わるまで延々と続いた。