「ありがとう、下がっていいわよ」 「はっ」 使用人はあたしがそう言うとハッキリ返事をし、出ていった 「――はぁ。」 きっとまた見合いかなんかの話だろう。 話があるなら自分でここまで来て話せばいいのに。 自分の娘にもろくに話も出来ないのだろうか。 そう。あたしはいつもこの贅沢な鳥かごの中でいつも1人―――…